新幹線はなぜ安全なのか

ATCが支える


新幹線では、大きな事故はほとんどありません。いくつかの事故はありますが、日本のほかの路線や各国の高速鉄道と比較すれば、驚くほど安全なことがわかります。その理由のひとつにATCがあることはあまり知られていないでしょう。新幹線は、交通システムとして考えれば、日本でも最高レベルを誇っています。

ATCは列車の衝突を防ぐためのシステムであり、自動列車制御装置と呼ばれるものです。安全性の根幹となる部分ですが、前方の列車と現在位置を比較した時に、いったい何キロが適正なのかを表示していきます。この装置が指定している速度を超えれば自動的にブレーキが働き、速度が落ちればブレーキも緩めるのです。事故はいろいろとあったとしても、新幹線には開業から前方の車両に対する衝突事故は起きていません。ATCが安全性を支えていることがよくわかるでしょう。

各国で導入も進められていますが、無線式を採用する国も増えてきました。しかし、中国ではこの無線式がうまく働かず、前方の高速鉄道を検知し損ねて衝突するといった事故も起きています。日本は、バージョンアップを進めながらも有線式を導入し、無線式はバックアップとして使っているところも、安全性に対する担保の考え方といえるでしょう。


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